七転び八起き

ハロプロと、恋人のキツネさんとの同性同士の同棲生活。

30歳になりました

いよいよ30代

本日、誕生日でした。30歳になりました。「とうとう30歳かあ〜」という気持ちもありつつ、「やっと30歳かあ〜」の気持ちもありつつ。不思議な感じです。

 

キツネさん(恋人)との会話

キツネさんに少し前に聞かれたんですよね。「二十代そろそろ終わるけどどうでしたか?」って。わたしは少し考えて答えました。「疲れた…三十代は少しゆっくりしたい…」と。キツネさんは「そうだよね、頑張ったもんね」と言ってくれました。

わたしの二十代は、みなさんそうかもしれませんが、なかなかに激動でした。

大学時代はセクシャリティや家族との関係に悩んで、なんとかかんとか折り合いをつけていきました。大学のカウンセラーさんと話しながらボロボロ泣いていたのも今やいい思い出です。

就職活動は氷河期再来かと言われていた時期でなかなかに苦労をしました。ようやく新卒で入った会社も、その次の会社も、なかなかのハードワークな会社で。体重激減した上、メンタルも危機に晒されました。誰と話してても泣いちゃうとか死にたくなったりとか。なかなかに追い詰められていましたねぇ。自力で未払い残業代請求をしたりもしました。大変だったなぁ…。

しかし一社目ではトラブルをなんとかする力がつき、二社目では社会人としての根本的なところを鍛えなおされつつ、新規で仕事をとってくる営業力がほんの少しつきました。そのおかげで新卒で入ったころと比べると手取りの月給は10万円も増えました。転職も全く怖くなくなりましたし、多少なりとも自信もつきました。かつてはお客さんだったひととお友達になったりもしました。大変だったといっても、決して悪いことばかりではなかった。

一方で、二十代ら趣味や彼女との生活や人付き合いの面もすごく充実していました。仕事が大変ながら、そういう方面も全力でやっていたので、なんとかかんとか救われていたという面があるなぁと感じています。特に二十代最後の一年は、ブログを始めて友達がたくさん増えました。みなさま、いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

早く歳をとりたかった

そんな大変な二十代の最中、わたしはずっと「早く歳をとりたい」って思っていました。三十代になれば仕事で舐められることもなくなり、辛い時期を超えて力もついてきているはずだし、大人の余裕的なものが滲み出てきて、今よりきっと思うような人生を送れるだろうと、そんなふうに思っていたのです。

実際に三十代に足を踏み入れた今、本当はきっとそんなことない、と、なんとなくわかっていたことを、改めて噛み締めています。大人の余裕を滲み出させるようになるためには日々の少しずつの積み重ねがやっぱり必要で、一足飛びによくなることなんてない、一生なんとか少しでもよくなりたいと思いながら足掻くんだろう、と思いました。だって二十代のわたしも三十代のわたしも、地続きのわたしだから。

でも、いま振り返ってみると二十代前半のころよりずっと「大人」になり、できることも増え、自分で自分の生きやすい場所を選べています。もしかしたら三十代の終わる頃には、いまを振り返って「ずいぶん楽に生きられるようになったなぁ」と思えているのかもしれません。

三十代は少しゆっくりしたいという気持ちは本物ですが、それでもやっぱりできることは増やしていきたいです。お金ももっとたくさん稼ぎたい。ちょくちょく道草喰いながらも、前を向いて進んでゆきたいです。 

 

30代でやりたいこと

そんな30歳を迎えての抱負です。40歳までにやりたいことはこんな感じ。

  • 同性婚はまだ日本ではできないけど、結婚パーティか、ウェディングドレス写真をとる。(もしかすると、家族へのカミングアウトも…)
  • 仕事で、なにがしかのプロフェッショナルになりたい。資格を取ったり勉強し合う環境に身を置いたりして、基盤を強固にしていきたいです。理想の生活と理想の社会を実現する助けになるために、いずれ独立することも視野に入れたいと思っています。
  • メンタル強くなりたい。気分に左右されすぎない、というか、左右されてもすぐに元に戻れるしなやかな心をつくりたい。
  • 体も鍛えたい。筋肉が解決してくれることっていくつかありそうな気がする。疲れとか体力のなさとかメンタルとか。心と体は一体と言いますしね。
  • 趣味はお金と時間のバランスを見極めながら、ちょうどいい範囲内で、でも後悔しないくらいには力を入れて、楽しみ尽くしたい!
  • お金を貯める。ほんっとにお金貯められなかったわたしが少しは貯金できるようになってきました。お金=自由だなって最近思うので、しっかりお金を貯めたいです。

 

そんなわけで、30歳になっても、夢を心に走っていきたいです。これからも七転び八起きとスイをよろしくお願いします。

 

ではまた!

 

追伸。

キツネさんからの誕生日プレゼントは、わたしがずっとほしがっていた素敵な本と、文房具でした。「翻訳できない世界のことば」が本当に素敵で、眺めながらものすごくニヤニヤしてしまいます。ことばとイメージの世界って深くて、ひろくて、心地よくて、やっぱり大好きです。

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