【観劇感想】舞台刀剣乱舞 義伝暁の独眼竜(前編 ネタバレなし)
刀ステ第二弾、見てきました。
画像引用舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜 - MARVELOUS!
公式サイト舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜~2017年6月東京、2017年6、7月京都・2017年7月福岡公演決定!
感性が合うなって思っている演出家さんの舞台を見ることほど幸せなものはありません。(とはいえ、どんな演出家さんでもすべてがヒットするわけではないんですけどね。)わたしにとって末満健一さんはそう思う演出家さんのひとり。末満健一さん脚本演出の舞台刀剣乱舞、義伝暁の独眼竜、見てきました。
すっごく楽しかったです!!!
ざっくりなあらすじ
ざっくりと言うと、歴史上、関ヶ原の戦いにいないはずの独眼竜、伊達政宗がなぜか関ヶ原に現れた、その理由を探る前半と、その「歴史の修正」を阻止するべく、刀の付喪神が人の形をとった刀剣男子たちが活躍する後半という構成。
その過程で、八人の刀剣男子たちの関係性がいろーんなことになりつつ、お話は「驚きの展開」へ!!
キャラ萌えとしても見られつつストーリーも楽しめる、一挙両得舞台でした。
(余談ですし大声では言いにくいのですが……ほんとに…ほんとに先日見たモーニング娘。舞台ファラオの墓がキャラ萌えとキャスト萌えはあるのにストーリーがあれれって感じだったから……刀ステの満足感やばいよ……。その後原作読んだのですが、ファラオの墓はほんともう少し原作に寄せた展開にしてほしかったです。原作はすんごく面白かったしすんごく胸熱だった。その点とうらぶは原作があってないようなものだから末満さんのオリジナル脚本が生きまくっていて最高に良かったです…)
今後配信もライビュもあるし、おすすめしたい気持ちが多いんですけど、ネタバレ厳禁にもほどがあるストーリーで、見た人には衝撃を感じていただきたいので、本ブログは、ネタバレなしの感想→ネタバレありの感想という構成で進めたいと思います。
ネタバレなしの感想
まずは音楽、照明、殺陣、舞台セット、衣装などについて語っていきます。ネタバレなしのつもりですが、一方でネタバレ基準って人によりますので、少しでも情報に触れたくない方はご覧になるのは観た後にしてくださいね。よしなに。
ネタバレありのストーリーやキャラの感想はこちら。
照明、音楽
わたし、末満さん演出の舞台の何が好きって、まあいろいろあるんですけど、そのうちの一つは照明の使い方なんですよね。スポットライトとか、ステンドグラスみたいな綺麗な青色を使った照明とか、暗さの中にもじんわり光る感じとか、暗転直前の強い光とか(ほんとに人が消えるように見える)。今回もすごく良かった。すんんんごく良かった。1回しか見ていないのに、こんなに1つ1つのシーンが焼き付くように目に浮かぶのって照明の力が大きい気がしていて、本当にすごい、と思います。
そして、音楽。今回は音楽もすっごくよかったです。初演の刀ステはオープニング、エンディング共に、良かったんですけど一人一人の歌のうまさのばらつきが目立ってしまう感じの曲だったのですが、今回のオープニング、エンディングはハラハラせずに聞けましたし、めっちゃ高まりました。カラオケ配信とかされたらいいのになー。サントラもあったら、元気出したいときに聞きたい。劇中の曲もたぶん、ものすごく、良かったんですけど必死に見すぎてちゃんと覚えていないんです。わたし、もともと五感の中だとあんまり耳が強くない方で、集中し出すとほんと音が聞こえなくなるタイプなんです。でも、違和感ある曲の多い舞台だとそもそも集中できないので、すごく良かったんだと思います。殺陣の最中とか、めっちゃ高まった…ような覚えが…うっすらと…。
舞台セット
いや~お金ある舞台っていいですね!!(笑)
前回公演が成功したからっていうのもあると思うんですけど、なかなかに豪華なセットでした。
本丸の家屋が再現されていて、さらに、その家屋が左右に分かれてはけられるようになってて、刀剣男子たちが屋根の上に座ってみたり廊下を歩いてきたりします。道場っぽいセットもあり。想像で補うだけじゃなくって、あ、ほんとにここで生きてる、っていうのがわかりやすく見えてしまうようなセットでした。おふざけシーンのセットですらちゃんとつくってあった…めっちゃ笑った…。
そして森の中のシーンでは舞台上に本当に木が立ってました。その木がプロジェクションマッピングの力で本当に森っぽくなってて、感動しました。
衣装
で、衣装も本当に、わ~お金かかってるな~いい布つかってんな~という感じで。さらにさらに、今回初登場の歌仙兼定さん。マントの裏地に牡丹の花が咲いているお洒落衣装なのですが、それもしっかり再現されていて、殺陣のたびにお花が見えるの、最高に素敵でした。心なしかこれまで出ていた役の子たちの衣装もより良くなっていたような…?特に三日月さんとか。まあ、気のせいかもしれませんが。あと、相変わらず全員、カツラが違和感全くないのがすごいなと思いました。原作から出てきた感すごい上にわりと自然なんですよね〜。キャストさんがみんな似合うのもすごい。美しい子ばっかりだからかな。
殺陣
そして舞台刀剣乱舞の中で一番のみどころと言っても過言でない、殺陣。もうね、ほんとうにほんとうに、良かった。
後半はもう「ずっと殺陣じゃん~!」ってくらい「これでもか!」というほどの殺陣が見られます。一人一人戦うシーンもあり、みんなで戦うシーンもあり、2人ずつとかそういう感じで戦うシーンもあり。パンフレットでもどこかで書かれていましたが、時間遡行軍巻き込み型(時間遡行軍から剣や槍を奪って戦うとか肩を借りて飛び跳ねてどどどどって数人倒すとか)の殺陣もあり。見応えありましたね~。
今回一番見てしまったのは歌仙さんの殺陣。歌仙って原作でもけっこう力任せなところがあるっていうか…文系とか雅とか言う割に筋肉あるよねみたいなところあるじゃないですか。そんな歌仙のイメージそのものの殺陣でした。わだくまさんまじすごい。一太刀一太刀が重いし、動きと動きの合間の制止するようなタイミングでもどっしり構えていて、そうそう!歌仙ってこういう戦い方しそう!ってうなずいてしまうような殺陣でした。
あと新キャラ貞ちゃんはほーんと身軽。身軽なのに切ったり刺したりする動きにはちゃんと力が入ってて殺傷能力が高そう。見ててすっごく楽しいです。同じ短刀のお小夜の殺陣とはぜんぜん違うんですよね。お小夜はくるっくる回るし素早いし、殺意の籠もった殺陣というか。するどくて無駄がない感じ。でも貞ちゃんは…うーん…うまくいえないけど、男の子ー!って感じの殺陣。本人も楽しんでいそうです。
そして、三日月さん。もともと鈴木拡樹さんは殺陣がうまいことで知られていましたけれども、また上手くなった!?って思いました。すんごく華麗。そしてすんごく早い。キレキレ。もうね、見惚れるっていう表現がこれほどぴったりハマる方はいらっしゃいません。三日月さんの重そうな衣装で、でも、衣装の裾や房の広がり方まで計算し尽くしてるんじゃないかって思われるほどの綺麗すぎる殺陣でした。最高かよ!!
で、今回、「あれっ殺陣うまくなってる!?」と思ったのは彼だけではなく、鶴丸役の健人くんもなかなかにすごかったです。今回彼は一番多いくらい殺陣量が多かったと思うので、まあ上手くなるよな、なのかもしれませんが。見応えありましたよー。めっちゃ楽しかった。
とりあえず、ネタバレなしで言えるところはこんなところです!後編として次の記事でネタバレありの感想かきますが、断言できます。今回の舞台はネタバレなしで見たほうがぜっっったい面白いです。なので現場に行ける方もDVDやライビュや配信で見る予定の方も、できればネタバレ避けていただいたほうがよいのではと思います。
でも一言だけストーリーに触れるならば、各メンバーそれぞれが目立っていてそれぞれの関係性が際立つストーリーでした。そして結構びっくりしました。さらに、刀剣男子たちだけでなく、伊達政宗さん、片倉小十郎さん、細川忠興さんのストーリーも激アツでした。言えるのはそんなところですかね〜。
前編は以上です!
ではまた!
後編はこちら
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