七転び八起き

ハロプロと、恋人のキツネさんとの同性同士の同棲生活。

働き方を変える

働き方改革

わたしの今働いている会社で働き方改革を行うことになったようです。ノー残業デーから始まって、色々と取り組みをしていくつもりのようですが、「なんで」とノー残以外の「どうやって」っていうところ抜きに、いきなり「やります」と告げられて、社員は今ぽかーんとしているところです。

わたしもぽかーんとしています。おそらく先輩方とは違う理由で。だって日々、わたしだけ毎日早く帰っているんですもの。入社して一年経たないからかもしれませんし(でも顧客数は先輩方と同じくらいになったはず)、前の会社でだいぶ生産性を鍛えられたからかもしれませんし、早く帰りたい動機がたくさんあって頑張っているのもあるかもしれません。たまたま今の時期暇なだけかもしれません。とにかく、今のところ全社で一番残業していない自信があります。

 

理由

まあでも、みんながぽかーんとしている状況であっても、やったほうがいいのは確実で。理由は見つけようと思えばいくらでも見つかります。

お客さんが企業の人事である業界に属しているので自分の会社がちゃんとしてなくて人の会社に言えないでしょうっていう理由とか。コンプライアンス上の理由とか。

年齢の高い人が多い会社なので、メインプレイヤーの皆さんがいつ親の介護を抱えて仕事に制限ができるかわかりません。昨年もそういうことがあったらしいのですが、突然病気や事故で働く時間を制限する必要のある人が出てくるかもしれません。退職者が出て、ごそっと顧客を引き継ぐ必要が出てくるかもしれません。そうなった時に、当事者の方や他の人が、なんとか吸収できる余裕があるようにも思えません。

だからやったほうがいいには違いないんです。

 

わたしが思う生産性向上のコツ

わたしがかつていた会社で生産性を上げるために徹底的にやらされたのは、

  1. 研修(基本的なタイムマネジメントの考え方を学ぶ)
  2. 記録する
  3. 毎週それをチーム内で見せ合って何が変わったらもっと生産性が上がるか検討する
  4. 決めたことにチャレンジする

ということでした。

 

やっていて気づいたことは、こんな感じ。

  • 毎日タスク出しをして1日のスケジュールを立てることって意外とやっていなかった(今の会社の人を見ていても、そもそも時間管理のできるバーチカル型の手帳を使っている人が少ない気がする。わたしも新卒で入った会社ではバーチカル型手帳を持っていたものの使いこなせてなかった。お客さんとの予定しか入れていないという使い方)
  • 想定より時間のかかる仕事が意外と多いし、想定より時間のかからない仕事も多い。つまり、時間の見積ができていない。
  • 人は自分との約束を、人との約束ほどは大事にしない(自分で決めた予定をすぐにずらしてしまう)

あと個人的には企画書作りすぎ(ページが多い)とか、電話よりメールにしてしまうから時間を取られるとか、かなぁ。

人に自分の仕事の仕方や時間の使い方を見られることはわたしにはとても恥ずかしくて、かつ、やり方に口を出されるのが嫌でした。取り組み始めてみると他の人のやり方が参考になったり、自分の強み弱みがわかってくるので、その気持ちもすぐになくなっていくのですが、気づきを得て取り組み始めても意外とすぐにはできるようになりません。何回も何回も、同じパターンにはまって「あ、やっちゃった」って思いながら少しずつできるようになっていきます。今もまだ試行錯誤しています。

 

迷い

そういう経験をしているので、ほんとはみんなで、なんで働き方を変えなきゃいけないのか、働き方改革を成し遂げるために、何をやっていくのか、個人の働き方の無駄をどう無くしていくのか、ノウハウを出し合って対策をしていくのがいいんだと思います。でも、今のところわたしが最年少で入社年次も一番浅くて、しかもひとりだけ大した残業していないので「先輩たちのやり方を学びたいんです!」みたいな感じでもっていくこともできないし。提案しにくいなぁと思っています。あの頃は絶対的な権力を持っていてメンバーからも崇拝されている講師が研修してくださっていたけれども、それがないのも難しい要因の一つです。

でも全社的に、3月4月は忙しくなる予想で、自分の仕事のマネジメントに必死になり始める予感もあります。なのでまずは、今の段階で体制を作ってひとり働き方改革をしておいて、これからもできるだけ「ひとりだけ早く帰る」をキープし、最年少だし、とか、年次が浅いし、みたいな気後れする気持ちがなくなっていくのを待とうかなと思います。そして機会を見て勉強会企画したり、上司に話したりしてみようかな。

 

ちなみにわたしが一番好きな働き方の本はこちら。読みやすくて楽しいです。大学生の時に読んで衝撃を受けました。 

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)

 

ではまた!