運動したい願望と、それでも読みたい本(最近のおすすめ、津原泰水)
最近の悩み
今日も気持ちよく晴れましたね。
小説を読む、映画を見る、舞台を見る、手帳やノートで考え事をする、ブログを書く。
たまにおいしいごはんを食べに行ったり、ちょっとスマホゲームやったり。
趣味が完全に「座ってやる趣味」しかない。完全に老後やばいやつや。
先日、医師になった友人に「あんまり運動しない人は認知症になりやすい」と聞いてよりいっそう怯えている。
でも私の中で運動の優先度があまりに低いのよね。
お金も、時間も、すでにやりたいことがいっぱいある中で、例えば1日30分お散歩する時間がほんとにとれるのか?っていう。
それでもたまーに、結構歩いたりストレッチしたりすると気持ちいいのだけど。
お金も時間もかからない運動習慣を身につけたいものだ。
そんなことを言いつつまた今朝もそこそこ早く起き結局kindleで本を読んでる。
なんだかしばらく離れていた間に津原泰水さんの本が結構増えてて、やばい読まなきゃっていう感じ。
津原泰水おすすめ本
わたし、小説は「作家買い」することが昔は多かったのだけど、
ここしばらく作家買いするほどはまれる人がいなくて。
高校生から大学生くらいのころ伊坂幸太郎と、恩田陸と、京極夏彦にはまって、そのへんはその後ずーっと追っかけてた。
ここ5年くらいでそういう読み方したい!と思ったのは津原泰水さんくらいかも。(あ、長野まゆみも結構読んだか。彼女はでもジャンルによるなー。少年小説系はそんななに読まない)
作風は幻想的で不思議な感じ。文章は端的なのに、なんだかモノクローム映画みたいな、色彩が少なめの、ざらっとしたエロスを感じる。たぶん江戸川乱歩好きな人は結構好きだと思う。あと、京極さんとか長野まゆみさん好きな人もたぶん。
短編集がとにかくイイのよ!
一番のおすすめはこれ。
陰陽道の家系の話、ホラーな女の人に粘着される話、主人公がメンタルになって夢とうつつの境をさまよう話…。猿渡くんという「引き寄せ体質(悪い意味で)」のフリーターと、伯爵というあだなの小説家の、つかず離れずの関係性もいいんだよなー。趣味がすごく合って、お互い好きなんだけど、べったりではなくって。でも猿渡くんが大変なときは絶対伯爵が助けに来てくれるっていうこの安心感。
続編の「ピカルディの薔薇」もいいけど、私は一冊目のこれが一番好き。
2冊目。「たまさか人形堂物語」もだいぶ好き。これも連作短編。
表紙がほっこり系なのだけど内容はそんなほっこりじゃないのも結構あった印象。
人形の修理をなりわいにしている店に持ち込まれる人形と関わる人の話。
登場人物も魅力的だし、たのしいよー。
さいご、今読んでる「イレブン」。これは不気味系のそんなに後味よくない小説が多いのだけど、世界観にどっぷり浸れる。これはほんとに単発の短編小説。
津原泰水読みたい本
今後読みたい本。
まずは今月発売の新刊!
「俺たちには、嘘をつく権利がある。 それはでかいほど罪がない」年齢性別ばらばらの4人のヒキコモリたちに、詐欺師が与えた3つの奇怪なミッションは、人間の創造、UMA(未確認動物)の捏造、そして……?彼らは疑い合い、庇い合い、そして出会わない(だってヒッキーだから! )。痛快無比「ヒキコモリ推奨エンターテイメント」が、名匠クラウス・フォアマン(※注)の描き下ろし装画を得て、ここに開幕!!
もうこのAmazonのあらすじだけで面白そう!津原さん、シリアスなお話の中にもちょっとコミカルな書き方をする時があって。そういう系統っぽいよなー。
これは、「タイトルからして好き!」と思ったら「蘆屋家の崩壊」の伯爵と猿渡くんのシリーズでした。完結編なのにまだ読めてない!!読まねば!!
もともと、新潮文庫の書き下ろしだった『爛漫たる爛漫』『廻旋する夏空』『読み解かれるD』の3冊をまとめて加筆修正した本らしい。『絢爛たる爛漫』はただの青春バンド小説に見えてそんなに面白いと思わなかったのだけど、あらすじを読んだら「クロニクル・アラウンド・ザ・クロック」では話も結構違うし、全体ではミステリーになってるみたい。これなら面白そう。
あらすじはこんな感じ。
「これから再現を試みる十七歳の私の呟きは、きっととても幼稚で、痛々しい。でも過去は変えられない。私は孤立しきった、ただ意地っ張りなだけの少女だった」(「Preludio」より)
「次は誰が死ぬの?」――美しいほどに血も涙もない真犯人“オープンD"。熱烈なファンに支えられたロックバンド“爛漫"のボーカル・新渡戸利夫の謎の死を皮切りに、絶対音感を持つ少女・向田くれないと“オープンD"の戦いの幕は切って落とされた。
津原泰水が贈る最高の青春<犯罪>小説! !
暇で「なんか小説でも読もうかな~」って時に津原泰水、ぜひ手にとってみてください!