七転び八起き

ハロプロと、恋人のキツネさんとの同性同士の同棲生活。

観劇とお洋服のはなし

Twitterでガチの観劇感想以外の話題でブログ書こうかなーって呟いてたら、コメントをいただけたので、観劇とお洋服について普段考えてることをつらつらと書いてみます。

 

大前提

ですが、まずは大前提。私はぜんぜんオシャレさんじゃありません。それを知った上でお読みくださいね。元々がぬるいとはいえ腐女子ですし、服や化粧に金を使うなら本を買う!みたいな青春時代を過ごしてきました。制服のスカートも長かったです。ちょっとでもオシャレしようとすると母にとやかく言われそうなのがうざったかったし…。

大学生の頃から年上の彼女にちょっとずつ育てられて服の趣味がだいぶマシになったのと、営業の仕事し始めて幾分か「見られる存在としての自分」をちゃんと毎日意識するようになったのとで、普通くらいの人にはなったけど、それでもオシャレとは言い難いです。

基本的なメンタリティは今も「服買う金あったらチケット代につぎ込む!」で、青春時代からあんま変わってないと思います…。

 

 

観劇のときなにを着るか?

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まあ前提がそんな感じなので、最初は観劇に行くってだけで服装に困ったものでした。なに着ていけばいいのかわからないし…。行ったら行ったでジーパンの人もいれば気合いいれてオシャレした人もいるし。たまにロリータさんとか黒服さんも見かけたりするし。

試行錯誤と、一緒にいく人の服装を見て学んだりした結果、最近は基本テーマを「キレイめだけどキメすぎて浮かないようにする」にしていて、観劇するときにいいかもって服をちょこちょことセールで買い足しております。

そして演目と会場によって多少テイストを変えるのが最近楽しくて。例えば黒執事とかTRUMPシリーズみたいなお耽美なのだったら黒多めのお洋服にするし、ショービズど真ん中!みたいなのだったらとりあえずどこかしらキラキラさせる。紀伊国屋ホールとかGロッソとかで気楽な演目だったら、ゆる〜いガウチョとニット的な、普段着に近いので行く時もある。赤坂Actシアターとかシアタークリエだとちょっと大人ぶってみる。うちの彼女は演目ごとにそれっぽいピアスをしてみては「これどーよ、ぽくない?」って言って楽しそうにしてる。穴開けてるとそういう楽しみあっていいよね。

ま、仕事の後だとそうもいかないんだけど。そして周りから見たら「あんま変わんなくない?」かもしれないけど。いいんだ。オシャレなんて半分くらいは自己満だ。たぶん。

なんにしろ、基本スタンスは「持ってる服の範囲で、演目と会場に合わせて楽しむ」「でも普段家の周りにいるときのお洋服よりキレイめのやつを選ぶ」って感じかなぁ。

 

その心境

そうやって観劇にいくときのお洋服選ぶ気持ちって、一番は「あんな可愛くて麗しいキャストのみなさんたちに会いにいくのだから私もそれなりにならねば!」なんですよね。愛。完全に愛。あの可愛くて麗しい推しと同じ空間にいられるんだよ!?場所によっては横を走り抜けたり目があったりするんだよ!?できるだけ綺麗な格好してないと恥ずかしい!(目があうのは冷静に考えたら錯覚だと思うけど…)

舞台って、短くない時間、密室の中にいるって意味では映画と一緒。映画だったらわりとリラックスした普段着でポップコーン食べながら観る、みたいなとこあるけど、でも舞台だとやっぱり違ってて。

その違いはまさに「会いに行く」感覚。映画だと「会いに行く」感は少ない。あんな感動やら萌えやら、いろんなものをくれる舞台を作ってる人が間近にいる、っていう素直な感動が、無意識のうちにそれなりにちゃんとした格好が選ばせるというか。

でもわたしは、人に対して「舞台行くならちゃんとした格好しなきゃだめ!役者さんに失礼!」とはあんまり思わないかなぁ。だって昔のオシャレとかわかんなかった頃のわたしも、舞台を見に行く時はそれなりに頑張ってはいたけど、人から見たら「ちゃんとした格好」じゃなかったかもしれないもの。仕事のあとで化粧はげてても必死で走って滑り込むこともあるし。最低限、帽子被らないとかそのくらいのマナーはあるけど、そのお洋服が舞台にあってるかNGかなんて、客観的に判断できるもんじゃないし。愛の示し方だって人それぞれ。

でもわたしは、楽しまなきゃ損!とは思う。せっかく安くはないお金をだして、移動時間やなんやら含めると半日以上かけて、好きな俳優さんや演出家さんや、スタッフの皆さんがつくり上げた世界に浸りにいくのだから、せっかくならこの時間を楽しみきるためにオシャレも化粧も、できることはなんでもやって、全力で楽しみたい!!

  

観劇は私にとってハレの日

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そんなわけで、別にお洋服が好きじゃなかったわたしも、観劇するようになってから、買い物も、お化粧も、アクセサリー選びも、たくさんするわけじゃないけど前よりも楽しくなりました。

そうやって綺麗な格好すると、観劇後にステキなご飯屋さんに行きたくなったり、ちょっと寄り道してみたり、ちょっとだけ背筋が伸びて歩くのが楽しくなったり。

なんかお洋服選びも含めて、舞台に行くその日を、「ハレの日」として楽しんでるって感じ。

 

なので、もし観劇初心者の方になにか言えることがあるとしたら、とにかくお洋服も含めて楽しもうと思うともっと楽しくなるよ!真面目に考えるよりとにかく無理ない範囲でたのしも!そのうちなんとなく自分の中で観劇するときのお洋服スタンスできてくるから!まずは数こなすことだ!人と行く時はその人のスタンスに合わせた方がいいときもあるから「なに着ていく〜?」って聞いてみたらいいと思います、って感じかしら。

こんなスタンスの人もいるんだなーというのがご参考になれば幸いです。