七転び八起き

ハロプロと、恋人のキツネさんとの同性同士の同棲生活。

女同士同性カップルの家事事情

わたしとパートナーの日常生活について書く企画の続きです。前回は性格の違いについて書きました。今日は同棲歴三年半の女×女カップルである我が家の家事の取り組み方と分担についてお話します。

 

※彼女がキツネさん呼びを気に入ったらしいので、彼女のことは今後ブログでキツネさんと呼ぶことにしました。前回のブログはこちら。

 

 

家事についての悶着の歴史

家事の分担については最初いろいろ諍いがありました…。わたしが当時、時間外労働も突発的な飲み会も多い会社に勤めていたので、遅く帰れば当然家事はできないし突発的な飲み会でせっかくキツネさんの作ってくれたごはんが要らなくなってしまうっていうこともありまして。しかもわたしがそういうのに鈍感だったんですよね…。

よく彼女に、おまえは家事をやらない男を批判するくせにやってることは男と同じだと言われていました。今思えばお怒りもごもっともだなと思います。

そして彼女がまた家事スキルがものすごく高いんです。職業的にも栄養士さんなのでごはん作るのも片付けるのもわたしとは比べものにならない効率の良さ。そのほかの家事もチャッチャとやりたいタイプ。

対してわたしは、実家で家事を全くやらずに育てられてきて、一人暮らしでも自分のペースでゆっくりのんびりやっていたもので、家事に対するふたりのスピード感には、同棲開始当初、随分と差がありました。わたしが後でやろう〜と思ってるうちにキツネさんが家事を終えてしまうのがデフォルトで、それにわたしが甘えまくってまた怒らせてしまう、と。いやはや。書いてて自分が情けなくなってきました。

 

キツネさんの得意な家事

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まあそんなこんなを、怒られながら直していって今に至るんですけれど。いまは労働環境も改善したので、お互いに同じくらいの分量の家事をして、自然と役割は得意不得意で分担されるようになったなと思います。

キツネさんの得意分野はごはんをつくることと、買い物と、整理整頓。

たとえば、買い物。買い物ってなかなかパワーいりますよね。仕事で疲れた体を引きずってスーパーに行くのがまずめんどくさい。買った重い荷物を持ち帰るのも大変。それを冷蔵庫にしまうのもね…わたしは嫌いです…。整理整頓苦手だから冷蔵庫の中にものを入れるのも得意じゃないんですよ…。でも彼女はアプリを駆使してスーパーで安いものを探し、なるべく総額が抑えられ、かつ一週間買い物しなくても済むように買い物をし、適切に(ぎゅうぎゅうだけど)冷蔵庫に買ったものを詰め込み、買い物したものでできるメニューを考えて一週間生活をしています。

わたしだったらスーパーのチラシチェックはそんなにしませんし、食べたいものは食べたいんだからって思って多少高くても買ってしまいます。買い物も適度な量がわからずわりと野菜を腐らせたりします。一週間で配分せずに使うので必要なものがなくなってすぐに買いに行ったり、反対に、外食で済ませたりします。明らかに、キツネさんが買い物をしてくれる方が効率がいいし節約になるのです。そういうところ、すごいと思います。

 

わたしの得意な家事

対してわたしが得意なのは洗濯物干し&たたみ、水回りの掃除。

たとえば、洗濯物。四角くたためる洗濯物はぴっちり四角に、そしてなるべく薄く畳みたいんですよね。で、そのためには干す段階からそれなりにピッピと引っ張って綺麗に干したい。キツネさんはわりとふんわり干すしふんわり畳むんですよねぇ。それがちょっと許せない時がありました。最近は干してくれるとき、それなりにきちんと干してくれますし、わたしもキッチリ畳まれてなくても許せるようになりましたが。

水回りは普通のトイレ掃除や普通の風呂掃除もしますけれども、キッチンに水アカがたまってきたかな〜とか汚れてきたな〜と思ったらがっつり時間をとって隅々までピカピカに磨き上げるのが好きです。ハイターと重曹はお友達です。ちなみに皿洗いもわたしの仕事ですが皿洗いは昔好きだったのに最近好きじゃなくなりました(笑)でもごはん作ってもらってるから片付けはわたしがやろうと思っています。

 

そんなわけで家事にも得意不得意、好き嫌いがあるので、なんとなく分担が分かれています。

でも、例えば朝ごはんと土日はわたしがごはんつくるとか、洗濯物はたまってきたらキツネさんがとりあえず洗濯機回しておいてくれて、時間があれば干しといてくれるとか、柔軟に担当は変えています。そして、どちらも得意不得意、好き嫌いがそんなにない、ゴミ出しや掃除機がけは、まあ気づいたら声を掛け合ってやる、っていう感じですかねぇ。

 

二人暮らししてみて気づいた家事分担の極意

家事分担をやってみて思ったうまくいくコツは、基本は一人暮らししているのと同じつもりで家事をやる、ということ。そうしてみると相手が家事をやってくれることにすごく感謝が持てます。相手がやってくれて当たり前とは思いはじめると、どちらかに不満が生まれて喧嘩になるので、自然と感謝の気持ちを持てることはとても大事なことですね。

そして、一人暮らしと同じつもりで動いてると、もし相手が体調や気持ちがすぐれなくて家事をやれない・やりたくない時にサッと動けます。そうするとこちらも「ありがとう」と言ってもらえます。

 

キツネさんにこの話をしたところ、他にコツがあるとしたら、家事を抱え込まないこと、そして「時間がある方がやる」ルールにはしない、ということだと言っていました。

なぜなら、わたしが長時間労働していた頃、「時間があるからわたしがやらなきゃ」と思ってキツネさんが積極的に家事をやってあげていて、気づいたら「あれ、わたしがほぼ全部家事やってない?」という状態になってしまっていたそうです。わたしはわたしでその状態に慣れて「時間ないから家事できなくても仕方ない」っていう態度になってしまっていて、もうどうしようもなくなってしまったと。それで一時は別れも考えたそうです。おそろしい。

 

ですので、これから同棲するカップルさんたちや家事分担に悩まれている方がいらっしゃったら、

  • 得意不得意、好き嫌いを考慮して家事を分担するけれど、柔軟にカバーしあう
  • 一人暮らしのつもりで家事をやる
  • 家事を抱え込まない
  • 「時間がある方がやる」ルールを作らない

このわたしたちの経験上のコツを参考にしてみてください。まあ、最終的にはカップルが100通りあれば100通りの「いいバランス」「いいやり方」があると思うので、やってみて試行錯誤するしかないと思うんですけどね(笑)

 

ではまた!