素晴らしきオジサマエンタメショウ THE CONVOY SHOW 「1960」
おじさまたちがかっこいいと噂の舞台見てきたよ!
「THE CONVOY SHOW 1960」を先週の日曜に見てきました。
コンボイって、みなさまご存知かしら?私と同年代の方だと、もしかすると知らないんじゃないかなぁ。
実は私も、メンバーの舘形さんが出ていた舞台、ピトレスクを見に行くまで、コンボイの存在を知らなかった。
コンボイは1990年ごろから2000年代最初の頃まで一世を風靡し、2001武道館でのパフォーマンスのチケットは即日完売、あの北野武も「死ぬ前に一度は見るべき」と絶賛したというものすごい集団らしい。
ピトレスクを見てすっかり舘形さんが好きになってしまった彼女に連れていかれて見に行ったので、見る前は正直そんなに期待していなかった。死ぬ前に一度は見るべきって、どのくらいすごいのか想像つかなかったのだ。
そして終わった後の感想会はこんな感じ。
「何これ…最高過ぎない?」
「みんなとんでもなくかっこよかったよね…」
「50代とは思えないキレッキレダンスだったよね」
「歌下手な人も、一人もいなかったよね」
「てかもう、空間が…おしゃれ…シャレオツ過ぎるよ…何あの極上のエンタメ感…!」
「もう現実に戻りたくない…!ずっと浸っていたい…!!」
超キレッキダンス、歌もうまけりゃタップもできる、その上演劇パートで時々ふざけるのがみょーにかわいいという、おっさん好きの私たちにはたまらないエンタメ集団だった!!
見て!!パンフもこんなかっこいいの!!!!
演劇パートは幻想的で、どこか切ない。
嵐の日の部屋から始まる、演劇パート。突然の部屋のドアを叩く音。コンシェルジュと名乗る男が、忘れ物のノートを届けに来る。ノートには謎のメッセージ「お楽しみはこれからだ…1960」。コンシェルジュの誘いに乗ってタクシーに乗り、闇夜の世界を疾走する主人公。ビールも置いてないバーでは、変わった客たちがあつまり…困惑しながらも主人公は旅を楽しみだす。
この不思議な世界観がなんとも好き!
そして主人公はどことなく哀愁漂うオジサンっぷり。これもまたいいんだなぁ。
うっとりするほどおしゃれで楽しい、ショウパート
演劇パートの途中途中、そして演劇パートがひと段落したあとに挟まるショウパートはまさに極上!ヒットソングメドレーみたいなところもあって、聞いたことのある曲をたくさん歌ったり踊ったりしてくれるのだけど、これが本家よりいい!と思ってしまうほどいい!すべて自分たちのものにして、とんでもない歌唱力とエレガントなダンスで彩っている。魅入られる、という言葉がふさわしいくらい、うっとりと見てしまう。
見ている間ずっと、「終わらないでほしい!」って思っていた。
メンバー別感想
タテ様:
指の先まで美しい!ダンスシーンでは誰より目を引くエレガントなのにキレキレな身のこなし。鳥のアジサシ役の真っ白で肩回りが羽根でふわっふわなお耽美衣装がとってもよくお似合いでうっとり。
トクちゃん:
背高い!腕も足も長い!!手おっきい!!なんという雄々しいセクシーさ。すごく姿のよい方で、モデルをやっていらっしゃるのもわかる!この恵まれた体格でキレッキレダンスを踊られるとキャーってなってしまう!!
サムさん:
一番客席の反応が大きかったかも。ファンついてるのわかるくらいの素敵ダンディ。ロバートデニーロを自称するシーンがギャグになってないくらいかっこいい!どこかのシーンで、お尻フリフリしながら通り過ぎるところがあって、もうたまらんかった。
ジュリさん:
ジュリさん、なんであだ名ジュリなんだろ。瀬下尚人って名前、何一つ入ってないよなあ。最初のシーンでコンシェルジュとして出てくるところからちょっと古いギャグ連発でインパクト強すぎた。でもおちゃらけだけじゃない!タップがものすごくカッコよい!!
ネズミさん:
演劇パートでもサムさんにいじられたけど、ほんと顔ちっちゃい!!素敵!!歌も演技もダンスもできて、その上この素敵コンボイの脚本も演出もずーっとしているというのだからほんと、「生まれてきてくれてありがとう」ですわ…!
クロスさん:
ラジオDJ似合いすぎ!!早着替えしながら3つのチャンネルのラジオDJを演じるシーンが、コミカルで、でも面白くて好き。あのシーン、パンフによると結構着替え大変らしい。あと、歌はさすがだった。いい声。
ちょっと興味持ってくれたおっさん好きのみなさま、ぜひ、メンバーの黒須さんのブログを見てみてほしい。
稽古場動画がいっぱいあげられてるんだけど、もーね、可愛すぎるから!おっさんたちが中学生男子のようにふざけてじゃれあってますから!!眼福!!!!
http://www.convoy.ne.jp/party/contents/xross/
そして最後には元気が出る
ダンスパートも終わり、最後のシーン。主人公は仲間と一緒に晴れ晴れと笑う。
3.11や、そのほかの悲惨なあれやこれやの出来事を経て、書けなくなってしまった、ねずみさん自身を投影した話だからこそ、もあるし、私が過去には書く人だったからもあるけど、なんだか心揺さぶられるエンディングだった。
仲間の大切さとか、創作の力とか、その力を信じ続けることの大変さとか、乗り越える強さとか…いろんなことを感じた。
ぜーんぜん、うまく表現できないのだけど、すごい、と思った。私もこんな風にありたい、と思った。
なんか元気の出る、素敵なエンタメショウ!私は千秋楽のチケットも取ってしまった!!残り三日、きになってるひと、最近げんきの出ないひと、なんか暇でつまんないひと、極上のエンタメに浸りたいひとは、チケットキャンプおけぴでもまだまだチケット出てるから、ぜひ見に行ってほしい!損はしないはず!!
HP